こんにちは!
風営法と国際業務を専門とする鈴鹿行政書士事務所です。
お店の開業準備、順調ですか?いよいよ風営法の許可申請に向けて、警察署へ相談に行こう!と考えている方もいらっしゃるでしょう。

でも…
警察署に行くのって、なんだか緊張するな…」
生活安全課の担当者って、怖いのかな?」
「そもそも、事前相談で何を話して、何を聞けばいいんだろう?」

そんな風に、期待と同時に大きな不安を感じていませんか?
ご安心ください!その不安、とてもよく分かります。しかし、この「事前相談」こそが、風営法許可申請の成否を分ける最も重要なステップなのです。

今回は、警察署への事前相談で失敗しないために、「準備すべきこと」と「聞くべきこと」を完全リスト化!
あなたの不安を解消し、自信を持って相談に臨めるよう、私たちが徹底的にガイドします!

行政書士に依頼した場合は特殊な案件を除き事前相談の必要はありません

なぜ風営法許可申請に「事前相談」が不可欠なのか?

風営法の許可申請で事前相談がなぜ重要なのか、その理由を図解したイラスト。「相談なし」で申請して手戻りが発生する失敗ルートと、「相談あり」でスムーズに許可が下りる成功ルートの分岐点を示している。

まず、なぜ申請書をいきなり提出するのではなく、事前相談が必要なのでしょうか?
それは、時間とお金を無駄にする「致命的な失敗」を防ぐためです。事前相談の目的は、大きく分けて4つあります。

  1. 場所的要件の確認📍:そもそも、その場所でお店が開けるのか?学校や病院からの距離制限(保全対象施設)をクリアしているかを確認します。これがダメなら、物件契約も内装工事もすべてが無駄になります。
  2. 構造的要件の確認📏:お店の内装工事を始める前に、客室の広さや壁の高さなどが風営法の基準を満たしているか、図面をもとに確認してもらいます。工事後の手戻りを防ぐためです。
  3. ローカルルールの確認🗺️:風営法は全国共通の法律ですが、都道府県の条例によって追加の書類や独自の解釈(ローカルルール)が存在します。これを事前に把握します。
  4. 担当者との顔合わせ🤝:申請を審査する担当者と事前にコミュニケーションを取ることで、その後の手続きがスムーズに進みやすくなります。

事前相談は、申請をスムーズに進めるための「作戦会議」のようなもの。恐れる必要は全くありませんよ。

【チェックリスト①】警察署への事前相談前に「準備すべきこと」

風営法の警察署への事前相談に行く前に、準備すべきことをまとめたチェックリスト画像。申請書類、店舗の図面、質問事項のメモなど、揃えておくべき具体的な項目がリストアップされているイラスト。

「で、何を持っていけばいいの?」という疑問にお答えします。手ぶらで行っても話が進みません。最低限、以下のものを準備していきましょう。

必ず準備すべき書類・資料

① 店舗の物件資料
賃貸借契約書の案や、物件の住所・広さがわかるパンフレットなど。正確な住所がわからないと、場所的要件の調査ができません。

② 店舗の図面(手書きでもOK)
内装工事前のラフなもので大丈夫です。プロが作った綺麗な図面作成は不要。「厨房はここ、客室はここ、トイレはここ」という配置と、大まかな寸法がわかるように書いていきましょう。

③ 周辺地図(Googleマップ等)
お店の場所と、その周りに学校、病院、図書館、児童福祉施設などがないか、印刷した地図に印をつけておくと、担当者も確認しやすくて親切です。

④ 営業内容のメモ
「どんなお店をやりたいのか(キャバクラ、スナックなど)」、「接待をするのかしないのか」、「営業時間はどうするのか」などを簡潔にまとめておくと、相談がスムーズです。

心構えとアポイントメント

⑤ 必ず電話でアポイントを取る!
警察署生活安全課(風俗営業担当)は、担当者が少人数で、パトロールや他の業務で不在にしていることも多いです。アポなしで訪問すると、「担当者がいないので、また来てください」と、無駄足になる可能性大!必ず事前に電話をして、「風俗営業許可の件で事前相談に伺いたい」と伝え、日時を予約しましょう。

【チェックリスト②】生活安全課で「絶対に聞くべきこと」

風営法の事前相談で、生活安全課の担当者に絶対に聞くべきことをまとめた質問チェックリストの画像。許可要件、地域の独自ルール、必要書類など、後々の手戻りを防ぐための重要な質問項目がリストアップされている。

いよいよ事前相談当日。緊張するかもしれませんが、これだけは聞いて帰る!という項目をリストアップしました。メモ帳とペンを忘れずに!📝

場所(場所的要件)に関する質問

「この住所(物件資料を見せながら)で、風俗営業1号の許可を取得することは可能でしょうか?」
→ 最も重要な質問です。ここで「難しい」と言われたら、その物件は諦めるしかありません。

「この場所の用途地域を教えていただけますか?」
→ 住居専用地域など、そもそも営業ができないエリアがあります。

「周辺の保全対象施設(学校、病院など)の状況を教えてください。」
→ 自分の調査漏れがないか、警察が把握している情報を確認させてもらいましょう。

お店の構造(構造的要件)に関する質問

「この図面(用意した図面を見せながら)で、構造上の問題点はありますか?」

「客室の広さは、この計算方法で合っていますか?」

「客室内の見通しを妨げる設備(パーテーション等)について、高さなどの基準を教えてください。」
→ 内装で失敗しないための超重要ポイントです。

「照明の調光器(スライダックス)を設置したいのですが、認められますか?」

手続き・書類に関する質問

「申請に必要な書類の一覧表をいただけますか?」

「この都道府県独自の追加書類や、特別なルール(ローカルルール)はありますか?」

「申請から許可が下りるまでの標準的な期間は、どれくらいですか?」

事前相談で失敗しないための「話し方」と「服装」

風営法の事前相談で失敗しないための、適切な話し方と服装を解説するイラスト。清潔感のあるスーツを着用した申請者が、警察官に対して丁寧な言葉遣いで、謙虚な姿勢で相談している様子。

中身も大事ですが、見た目や話し方も大切です。

  • 服装:スーツである必要はありませんが、Tシャツにサンダルのようなラフすぎる格好は避け、清潔感のあるビジネスカジュアルを心がけましょう。良い印象を持ってもらうことが大切です。
  • 話し方:高圧的な態度や、知ったかぶりは絶対にNGです。「法律のプロに教えを請う」という謙虚な姿勢で臨みましょう。不明な点や、担当者から指摘されたことは、真剣にメモを取ること。この姿勢が、担当者に「この人は真面目にやろうとしているな」という安心感を与えます。

まとめ:不安なら専門家(行政書士)に相談を!

風営法の事前相談に不安を感じている店舗経営者が、専門家である行政書士に相談し、具体的な解決策を示されて安心した表情で握手をしているイラスト。行政書士に依頼することが成功への近道であることを示している。

ここまで読んで、「やっぱり自分一人で警察署に行くのはハードルが高い…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、無理せず私たち行政書士事前相談の同行や代行を依頼するという選択肢があります。

 項目 自分で相談 行政書士に依頼
精神的負担大(緊張、不安)◎(専門家がいるので安心)
専門性△(聞き漏らしのリスク)◎(要点を押さえた的確な質疑応答)
時間・手間×(平日に何度も行くことも)◎(すべて任せられる)
信頼性△(初対面)〇(担当者と顔なじみの場合も)
費用◎(無料)△(報酬が発生)

風営法の専門家である行政書士は、警察署の担当者とどう話せばスムーズに進むかを熟知しています。
事前相談の段階から専門家が関わることで、その後の許認可申請全体が円滑に進むケースが非常に多いのです。

事前相談は、あなたのビジネスの未来を決める大事な第一歩。一人で抱え込まず、ぜひお気軽に私たちにご相談ください。
あなたの店舗開業という夢を、現実にするお手伝いをさせていただきます!